韓国アイドルのコンサートの増加趨勢

韓国アイドルのコンサートがだんだん多くなっている。さらに韓流の波に乗ってアジア各国での公演も増加している。こういう趨勢は当たり前のことだと思う。
 韓国のアイドルグループにとって欠けられないものがダンスだ。むしろダンスに集中してしまい、音楽性や歌唱力はいまいちだったのも事実である。こうなるとテレビの音楽番組ではいわゆる「AR」というカラオケに歌まで入っている音を出しながら踊るだけだった。そう、口パクだ。
 ところが、1996年マイケル・ジャクソンの来韓公演がきっかけで「マイケルはあんなに激しく踊りながらもライブで歌うのに、なんで、韓国のアイドルはできない?」、「踊りがはげしいから歌えないというのは言い訳に過ぎない!」という世論が広がり、その後、テレビ番組では現在うたっているアーティストが実際に歌っているかそれとも口パクなのかを知らせてくれる”LIVE”の文字を表記してた笑えないことも起きていた。
  しかし、最近では口パクをするアイドルが少なくなってきた。音楽番組でも‐勿論上手いとはいえないが‐踊りながら”実際に”歌うアイドルも多くなったし、口パクをする人は非難の対象になり、今になってはファンもライブが当たり前のことだと思い始めるようになった。
 口パクではない‐ライブで歌うことになったというのはコンサートができるようになったとも言えるのではないだらうか。コンサートで口パクをするわけにはいけないから‐コンサートでも口パクをする人はいるけど…‐コンサートで口パクをする野はまずいからアイドルグループはコンサートをやるのを控えてかもしれない。ところが、今は踊りながらも歌えるぐらい腕が上がってきたので、「今がまさにその実力を披露するタイミングだ!」と思っているのでは…
 
 また、最近では売れてるアイドルが多くなった。私が高校生の時にはアイドルグループと言ったら”H.O.T”だった。その後 “ジェクスキス”が出てきて、アイドルグループはこの二組が独歩の位置だった。この前も”JAM vs NOISE”みたいに韓国のアイドルが二組の対決構図が多かった。女のアイドルも”S.E.S vs Pinkl”ぐらいで… アイドルグループのコンサートも勿論この二組のコンサートしかなかった。
 
しかし、”H.O.T”、”ジェックスキス”が解散する頃、”神話”の人気が上がってきて、”東方神起”が登場した。いわゆるSMラインだ。(今の神話は違う会社だけど…)その後、”Super Junia”、”シャイニー”もSM Entertainment 所属のアイドルグループだ。また、伝説のアイドルグループ”TAIJI BOYS”で活動してたヤン・ヒョンソクが作ったYG Entertainment ではヒップホップ、R&B歌手を専門的に養成して、”One Time”、”Se7en”、”BIG BANG”が登場。ヒップホップを加味したアイドルグループが誕生した。また、”ジェクスキス”を売り出したDSP Entertainmentでは”SS501″を 出して、アジアのスター”ピ”の所属していたJYP Entertainmentは”GOD”を売り出した。
 ここに書いたアイドルだけでも9組だ。それも男組だけ。最近では女のアイドルグループの人気もすごいんだが、SMの”少女時代”、JYPの”Wonder girls”、DSPの”KARA”、Mnetの”ダビチ”、”シヤ”など、今はまさにアイドルグループの戦国時代とも言えるぐらいアイドルの人気の勢いはすごい。売れているアイドルが多いので、その分コンサートの数も増えているのは当り前のことだろう。
 
 ただ、一つ残念なことは、ほとんどのアイドルがあまり実力があってもある程度売れるまではコンサートをやらせてもらえないということ。勿論、売れてなければコンサートをやるとしても客が入らないだろうし、利益にもならないだろうから、コンサートをやる必要はないかもしれない。しかし、小さい規模のライブハウスなどがあったら事情は変わるのではないだろうか。
 ろくなライブハウスなどがあまりない韓国で殆どのコンサートはオリンピックXX競技場、XX放送局XXホール、XX大学XX講堂で行われている。音楽イベントの為の専門施設ではないし、何千に規模のホールが多い。(ここで何千人という言葉の意味は多いという意味だ。韓国では1万人規模のコンサート所はないし、いくら売れているアーティストも5000人規模のコンサートがほとんどなので) 
 韓国にも500~1000人規模のライブハウスができたらアイドルグループはもちろん、その他のアーティストももっと手軽く公演ができるのではないか。そうするとコンサートの数も増加するだろうし、コンサートを重ねていけば口コミで広がってヒットするアーティストも出てくると思う。また、テレビの音楽番組だけに偏重している韓国の音楽シーンも少しは改選できるのではないか。(ちなみに、私の就職先も増えるかも…^^)